パシフィック・フォーラムCSIS

【パシフィック・フォーラムCSIS】

 アメリカ合衆国ハワイ州ホノルルに本拠を置く、パシフィック・フォーラムCSISは、ワシントンD.Cにある戦略・国際研究センターのアジア太平洋部門として活動する、非営利かつ政治的偏向のない外交政策研究機関です。武装紛争の代替を提供するため、1975年にRear Admiral Lloyd R. "Joe" Vasey(リア・アドミラル・ロイドR. ジョー・ヴェイシー)により設立されました。このフォーラムは、産・官・学各界の地域リーダーとの討議と分析を通じ、アジア太平洋地域における、協力的政策の活性化を促します。

 パシフィック・フォーラムプログラムは、現在の政治、安全保障、経済および海洋政策問題に重点を置いています。私たちの研究成果は、世界のオピニオンリーダーや政府高官、ビジネスリーダー、その他、影響力のある読者の参考となっています。また、ヤング・リーダーズ・プログラムを通じ、次世代の地域や外交政策、安全保障のリーダーの育成にも、重点的を置いています。

 パシフィック・フォーラムCSISのヤング・リーダーズ・プログラムは、米国、アジア、その他の地域の、有望な若い専門家や大学院生に対して、通常は、経験のあるエキスパートに限定される政策ダイアログに、参加する機会を提供する会議やワークショップを含みます。

 このプログラムでは、キャリアにおける早い段階で、国際政治に関して若手専門家のために研修とモニタリングを提供する一方で、政策専門家のエリートサークルでの若い世代に発言権を与えます。

ヤング・リーダーズ・プログラムの目的は以下の通りです
  実践的な側面や政策策定の複雑さについての教育を促進。
  若い専門家の間の異文化交流と協力を促す。
  若い専門家と経験のある専門化が活発に意見交換できるようにする。
  出席者全員の利益のために世代間の視点を交えてダイアログを豊かにすること。


【WSD半田フェローシップ・プログラム】

 世界開発協力機構とパシフィック・フォーラムCSISが協力し、WSD半田フェローシップ・プログラムを設立しました。以下の2つがあります。

  レジデント・フェローシップ

 このフェローシップは、東アジアや欧州、北米の奨学生や専門家に対し、東アジアや日本に影響がある政治、経済、安全保障問題を、堀り下げる場を提供することに努めています。WSD半田フェローは、3ヶ月から1年間、ホノルルのパシフィック・フォーラム事務所に在籍します。そして、期間のうち半分は、パシフィック・フォーラムのシニアスタッフの指導を受け、個別の研究プロジェクトに取り組みます。このプロジェクトは、パシフィック・フォーラムのIssues & Insigts(課題と洞察)シリーズで発表されます。残り半分の期間は、パシフィック・フォーラムでの研究や、プログラムに参加します。
 また、パシフィック・フォーラム会議に出席する機会もあります。米国・アジア政策に関する、エキスパートの話を聞く機会を持つことができるのです。また、若いWSD半田フェロー(22歳〜35歳)の皆さんは、パシフィック・フォーラムのヤング・リーダーズ・プログラムにも全て参加します。

  ノンレジデント・フェローシップ

 ノンレジデントWSD半田フェローは、欧州、および東南アジアでの各1回の会議を含め、パシフィック・フォーラムCSIS ヤング・リーダーズ・プログラムの一環として、毎年2回から4回の会議に出席できます。様々な分野の出身で、異なる視点を持つヤング・リーダー達が集まっています。